投稿日時 2023-07-27 21:20:01 投稿者 青亀 このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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小説家になろう投稿作品『MAGIC×ARTS』(https://ncode.syosetu.com/n4226hn/)のイラストです。 今回は妖怪、九尾之坑竜(きゅうびのこうりゅう)です。 ネタバレを含むことがあるのでご注意ください。 『イストリア王国編 ミニエピソード』に登場します。 士衛組が訪れた、イストリア王国南部の『洞窟都市』テラータに現れます。 千人以上の町の人たちに催眠をかけ、大洞窟を掘らせています。 『常闇ノ地下都市計画(ファントムケイブシティープラン)』という名前の計画を進めています。 大きさは二メートルくらい。 二本足で立ち、モグラのような鋭い爪を持っています。 顔は狐の成分が多く、少し竜のような雰囲気もあります。 元々は黎之国の妖怪、九尾之狐(きゅうびのきつね)でしたが、魔力の影響を強く受けてモグラの要素を取り込み進化しました。モグラの特徴が増えた影響で、強い光が苦手です。特に太陽光を苦手としており、太陽光を浴び続けると妖力が抜けていってしまいます。 九尾之狐は妖怪の中でもかなり妖力の強い最上位の妖怪で、黎之国、丙之国、趨之国、晴和王国などで見られ、千年以上生きるものもあると伝承されています。 魔法は二つあります。 一つ目の魔法は、《云い憑け(いいつけ)》。 催眠系の魔法で、目を合わせて催眠をかけ、術者の命令を聞かせることができます。このとき、催眠をかけられた相手は記憶も感情も人格も保ったままですが、命令をなにより優先させる言動を取るため人が変わったようなこともしてしまいます。この催眠を解くことができるのは術者のみで、術者が魔力を失ったら解除されます。同時に千人以上の人間に催眠をかけることも可能です。 二つ目の魔法は、《焼呼之麻囲(やこのまい)》。 炎を生み出して火の玉のように動かします。熱や光量はほとんどありませんが、焼かれた相手をしびれさせることができます。火傷は負わないのが特徴です。 そして、魔法ではありませんが、妖力を高めることで姿を変えることができます。今回のお話では、催眠をかけている千人以上の人間たちを催眠から解除して戦います。このとき、身体は五メートル以上になり、筋骨隆々になり、かなりパワーアップします。 以前、『船旅西遊譚編』でリラたちが戦った鯰髯王(ねんぜんおう)のときのように、士衛組でもこういった小話を描いてみたいと思っていました。それを差し込むタイミングが難しくてイストリア王国到着後になりましたが、人助けのお話は好きなのでまた描きたいと思っています。 また、鯰髯王(ねんぜんおう)のとき同様、本当は本編中にも書きたかったのですが、長くなりすぎるのでミニエピソードとして幕間にさせていただきました。 読んでいただいたみなさん、ありがとうございます!まだ読んでいない方も、このミニエピソードを読めば士衛組の各隊についてやこの世界のことなどが様々な面から理解できるように描いていますのでぜひごらんいただけるとうれしいです! |
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